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政府は２６日、アフリカにおける医学研究、医療活動分野での功績をたたえる「第１回野口英世アフリカ賞」の受賞者２人を発表した。同賞は小泉元首相が０６年のアフリカ訪問の際に発案。「ノーベル賞に匹敵する賞」をめざして１部門１億円、計２億円の賞金を出す。優勝は通算１７アンダーのジェフ・オギルビー（オーストラリア）で今季初勝利、通算４勝目。谷口徹は通算７アンダーで２６位、今田竜二は通算５アンダーで３４位だった。（共同）     　鋼材、特に建設関連資材の高値が目立つ。鉄筋用棒鋼（ベースサイズ、東京市中価格）のゼネコン（総合建設会社）向け価格は１トン６万5000円前後、補強材などに使う山形鋼（同、同）は７万3500円前後と、ともに約26年ぶりの高値となっている。　建設用鋼材の代表的な品種の１つである、Ｈ形鋼も７万6000円前後で約１年半ぶりの水準だが、これは1981年とほぼ同じレベルだ。81年は第２次石油危機が終わり、急騰した鋼材価格が下落基調に入った時期に当たる。現在は上昇基調なので、今後80年時点の高値に迫る可能性も残る。　現在の状況を見ると、まず原油価格の高騰があり、その後非鉄やレアメタル（希少金属）などの国際価格も高騰している。世界的に資源争奪戦の様相を見せ始めており、資源節約のニーズが再び高まりつつある。石油危機をきっかけにした金属関連価格の上昇局面に似ていなくもない。　鉄は地球で最大の金属資源といわれており、不足感とはほど遠いようにも思われる。しかし実際には中国・インドなどの旺盛な需要の伸びに対し、供給面でのインフラ整備が急速に進んでいない。鉄鉱石価格は高騰している。　さらに建設用鋼材の主力原料である鉄スクラップは日本と米国、欧州、ロシアが主要な産出国で、いわば先進工業国から出てくる「限りある資源」だ。国内（東京）では１トン３万4000―5000円だが、国際的な引き合いは強く「４万円もあり得る」（商社）との声も一部に出始めている。　鉄関連業界では「いつまでも高値が続くわけはない」との懐疑的な見方も根強いが、「価格水準が切り上がり、今までとは違うステージに入った」との認識も強まりつつある。鋼材価格は79年の第２次石油危機で高騰したが、その後すぐ反落した。今回は過去２回の石油危機に比べ、原油価格が長期間高水準にとどまっている。　鋼材価格も原油同様に高値水準が続くのか、かつてのようにすぐ反落するのか、その動向はこれまでになく注目されている。【関連リンク】薬害Ｃ型肝炎患者への医療費助成法案をめぐって与野党が設置した協議機関が27日、解散した。与党側が法案の修正に伴い発生する予算の追加措置などに難色を示し、協議が行き詰まった。協議の打ち切りを受けて、民主党は先の臨時国会で参院に提出した独自法案を可決し、衆院で多数を握る与党に賛成を求めていく方針だ。【上海＝渡辺園子】中国・上海の浦東国際空港の拡張工事が終了、旅客処理能力が従来の3倍の年間6000万人に増強された。華東地域でのＩＴ（情報技術）産業の発展で電子部品などの航空貨物需要が増えていることにも対応、貨物取り扱い能力も年間420万トン（2007年実績の1.7倍）に増やした。26日から第2ターミナルと第3滑走路の運用が始まった。